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全世界対象の大規模な都市調査『Time Out Index 2019』をもとにしたランキングで「世界で最もクールな街」第8位に選ばれたニューヨークのアストリア地区の魅力を紹介。

アストリア(ニューヨーク/アメリカ)|Astoria, New York

この数年、ニューヨークのクリエーティブな人たちはクイーンズに押し寄せるようになった。

その多くが、ボーホーでクールなDIYスタイルのメッカであるリッジウッドや、アーティストロフトが多いロングアイランドシティ、そしてのんびりと静かな環境があるウッドサイドを選んでいる。

しかし、私たちは最もエキサイティングなのはアストリアだと言いたい。30thアヴェニューにある地下鉄の高架駅を降りると、見えてくるのは、何十年も前から続く店で買い物をしている人、新しくオープンした人気のレストランで食事を楽しむ人、世界中からやってきた住民たちと近所付き合いをしている人だ。そして、自分が彼らが作り出すにぎわいの中にいることに気付くだろう。

アストリアは、開発されすぎてしまっているノース・ブルックリンに代わる、より賢明でメルティングポットを楽しめる選択肢と考えてもいいかもしれない。その理由は、家賃がはるかに手頃だからというだけではない。

エジプト料理のレストランやシーシャバーが立ち並ぶスタインウェイ・ストリートから、ウェリング・コート・ミューラル・プロジェクトのストリートアートまで、アストリアには、多様性、美食、エネルギーがあふれている。こうしたものは近頃のニューヨークでは見られなくなったとこぼす人もいるが、ここにはその全てがある。

食べる

スタインウェイ・ストリートにあるザイラ(Zyara)では、絶品のファラフェルが味わえる。外はカリカリで、豊かな風味とともに口に広がっていく、つぶれたひよこ豆の食感がたまらない。具をひとまとめにしている、ラファブレッドももちもちしていておいしい。

飲む

木が立ち並ぶのどかな中庭で、チェコビールが注がれた大きなグラスを持った人たちが楽しく飲んでいる。ボヘミアン・ホール・アンド・ビア・ガーデン(Bohemian Hall and Beer Garden)では、そんな光景が100年以上も前から続いているというから驚きだ。アストリアで飲むなら、行かずにはいられない場所だろう。

遊ぶ

アストリアには、映画が好きが楽しめる博物館、ミュージアム・オブ・ザ・ムービング・イメージ(Museum of the Moving Image)がある。映画製作がどう行われているかを詳しく知ることができる展示のほか、古いゾートロープや世界有数の収蔵数を誇るアーケードゲームやテレビゲームのコレクションも楽しめる。珍しい映画作品の上映会やヒット作品をテーマにした展覧会が行われることもあるので、訪れる前に博物館のウェブサイトでイベントスケジュールをチェックするのがおすすめだ。

泊まる

アストリアを1ブロックだけ外れたところに、ペーパー・ファクトリーという名が付いたホテルがある。文字通り、今のホテルがある場所は、かつては実際の製紙工場で、その前はラジオ製造会社があった。ホテルの中には、このエリアの産業史を物語るアート作品がたくさん置かれてる。アストリア付近で、宿泊するのであればここが最もすてきに過ごせる場所だろう。

地元の声

「アストリアはニューヨークで最も多様性を感じられる街。出合える食べ物、アーティスト、人々が素晴らしい。どっぷり浸って楽しめるカルチャーがたくさんあるのが魅力です」

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