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タイムアウトロンドンが、自分の街にあったらいいなと思わず羨ましがってしまう、世界のユニークなヴェニューを紹介。

グッド・ナイト|The Good Knight

オスロ|Oslo

金曜日だからといって、クラブで、カーディ・Bの曲に合わせて、汗だくになって踊る必要はない。ノルウェー人は、夜遊びにもっと知的な刺激を取り入れる方法を見つけたようだ。彼らがクールに楽しんでいるのは、チェスだ。ノルウェーの若者と、流行に敏感な人々の間では、チェスのゲームを観たりプレイしたりするのが、とても人気だ。オスロには、クールにチェスを楽しめるぴったりのナイトスポットがある。グッド・ナイト(The Good Knight )は、世界初のチェスバー。すべてのテーブルには、チェス盤が埋め込まれている。闘争心が強い人なら、バーテンダーと対戦することも可能だ。ただしそのうちの1人は、ノルウェーのブリッツチェス選手権で優勝したグランドマスターだということを覚えておこう。それを知っていれば、対戦して負けても傷つくことはない。むしろ、(深夜までやっている店なので)ケバブを半分残したまま、寝落ちして後悔することはあるかもしれない。

Photograph: David Llada

ラバー|LaBar

バルセロナ|Barcelona

コインランドリーの洗濯機や乾燥機を使ったことがあるなら、洗濯が終わるまでの、不安、イライラ、そして退屈がどんなものかを知っているだろう。しかし、バルセロナでは、その時間も楽しく過ごせるようだ。この、ラバーはコインランドリーとカフェバーが一緒になった店だ。明るくて、入りやすい店舗には、Wi-Fiも完備。2ユーロ(約245円)の美味しいコーヒーや、さらに安い1ユーロ(約122円)のビールを飲み、リラックスすることができる。自家製フムスはワカモレ、サンドイッチやケーキなどの軽食も充実している。ここは、ありふれた毎週の雑用の1つを、社交性のある楽しみに変えてくれる店だ。もう孤独を感じながら、回転している自分の服をわびしく眺める必要はない。

アーバン・ネーション|Urban Nation

ベルリン|Berlin

好きか嫌いかは別にして、ストリートアートが熱狂的に人気だという事実を隠すことをできないだろう(もちろん、ロンドンは除く)。ベルリンは、ストリートアートの世界の中心地と言える場所だ。ベルリンの壁の一部を屋外の展示用に使った、イースト・サイド・ギャラリーがオープンしたのは、1990年のこと。2017年には、ゲリラ的なストリートアートを、屋内の施設で紹介する美術館、アーバン・ネーション(Urban Nation)が誕生した。ここでは、ストリートアートの名アーティストたちが特別に制作した作品を展示している、とてもカッコいい展示空間だ。外にある壁画は、ベルリンの壁に描かれたカラフルなスローガンを思い起こさせる。そこには、芸術は自由に創られること、そして、ただのスプレー缶が、民衆に声を与えるためいかに貢献したか、ということが描かれている。オープンな精神を持ったロンドンでも、アーバン・ネーションのような施設があればどんなに素晴らしいか。ロンドンっ子なら、作ることができるはずだ。

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