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タイムアウトロンドンが、2018年のロンドンのフードシーンを総括して、最も注目すべきメニューを紹介。

レイジー・ゴート・ラグーメン|Lazy goat ragu-men

ナンバン|Nanban

イギリスBBCの人気番組、『マスターシェフ 天才料理人バトル!』の優勝者であるティム・アンダーソンの店。ようやく、ブリクストンの元パイ・アンド・ショップにオープンした。オープンまで非常に時間がかかっただけあって、予測通り人気店となった。人気のラグーメンは、日本食とカリブ料理が統合したような料理。日本のスタイルに敬意を表しながら、店が立つ地元のルーツもうまく取り入れている。リッチなヤギカレーのスープには、スパイスで味付けして煮込んだ肉のかたまりと、縮れた麺が入っている(元々、麺は別盛りで提供されていた)。トッピングは、中国茶入りのピクルス液に漬けたタマゴのピクルス、涙が出るほど辛いスコッチ・ボンネットを使ったメンマ、さらに旨味を増すスパイスが入りの、シーフードパウダーが振りかけられている。これだけでとても満足できる。デザートは不要だ。

Andy Parsons

カーフズ・ブレイン・ウィズ・ブラック・バター・アンド・ケイパー|Calf’s brain with black butter and capers

ザ・コーチ|The Coach

ヘンリー・ハリスは、トレンドに最も迎合しないシェフだ。彼がこだわっているのは、時代を超え、中産階級のガリア料理を忠実に再現することだ。それは彼の代表的な、子牛の脳みそメニューを食べればわかるだろう。ヘンリーがかつて営んでいた人気店、ラシーンで常に提供されていた料理だ。この店でも、変わらない崇高な味を楽しめる。リッチでなめらか、つやつやの、絹ごし豆腐のような食感だ。ハリスは、子牛の脳みそを塩漬けにして、揚げる。そして、それをたっぷりのバターに沈める。あとは、パセリと酢が効いた大ぶりのケイパーをたくさん散らして完成だ。食べると、天国にいるような気分になる。

Andy Parsons

ヤング・ココナッツ・サラダ|Young coconut salad

マリブ・キッチン|Malibu Kitchen

もしシティで働いている、リブ・アイをすぐに食べてしまうような威勢のいい人たちに勧めたとして、彼らの多くが気に入ってくれたならば、そのヴィーガン・メニューは特別だと考えてよいだろう。ザ・ネッド・ホテルの「カリフォルニア・キッチン」とも言えそうなこの店ではまさにそんなサラダを楽しめる。ココナッツは新鮮で、歯ごたえがいい。長めにスライスしカールした、たくさんのココナッツと、青パパイヤ、椰子の芽、カラフルな野菜と魅惑的なハーブが混ぜられている。かかっているのは、香りのよいアジア風のドレッシングだ。舌と体が喜ぶ一品だ。

Andy Parsons

ラクサ|Laksa

シー・アンド・アール・カフェ|C&R Café

ラクサは近頃トレンディーな料理かもしれない。しかし、このマレーシア料理のカフェダイナーでは、20年も前から提供している。大きなボウルに、スパイシーなココナッツ風味のスープと、プリプリのエビ、細い米麺、フワフワの魚ボールが入って、トッピングものっている。店は機能的ではあるが、現代的な雰囲気もある。スタッフは、フレンドリーだが、非常に効率的に動いている。照明は、尋問を受けているのかと思うほど、まぶしい。ゆっくりしたい最初のデートには向かないが、いつもと気分を変える食事には向いている。

Andy Parsons

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