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タイムアウトロサンゼルスが、2018年のロサンゼルスにおけるフードシーンを総括して、最も注目するべきメニューを紹介。

1. ベントー・ボックス|Bento box

ハヤト|Hayato

これは確かにランチだけのメニューだが、この弁当は、24時間前までの予約が必要で、毎日16人分しか作られない。シェフである呉・ブランドン・隼人が、仕上げるのに何時間も費やす逸品だ。この日本の伝統的な食のスタイルである弁当の蓋を開けたとき、なぜこのメニューが限定品で、多くの時間が費やされているかが、わかるだろう。ミシュランの星付きレストランで修行してきた呉が、手間を惜しまず、15〜19品の料理を、巧妙に巻いたり折ったり、ピンセットまで使って、盛り付けをしているのだ。しかも、すべてが、後戻りできない、一度限りの作業なのだ。

中を見ると、揚げた自家製カニ豆腐と柔らかいナスの揚げ出しとがきれいに向かい合っている。また、2日間漬けられてじっくり焼かれたギンダラの西京焼きは、同メニューで有名なノブ(NOBU)のものよりもよく出来ている。平坦になりがちなご飯も、野菜の出汁、三つ葉、ゴボウが使われ、味わい深いものになっている。この弁当は、単なるお腹を満たすものではない、力強いランチメニューだ。

46ドル(約5,185円)

Photograph: Jakob N. Layman

2. ラムネック・シャワルマ|Lamb-neck shawarma

バヴェル|Bavel

この大皿メニューが出てきた時は、みんなが食べるのを準備する時だ。オリ・メナシェとジュヌビエーブ・ガージスは、彼らの新しい中東レストランで、食べるまでの工程も楽しいメニューを提供している。

完璧な焼き具合までじっくり焼かれ、香りが立ち上るラムネックが登場すると、テーブルに集う者たちは、スパイスが効いた肉汁をたくさん吸ったラファ(平たいパン)をちぎる。そして、その上に、骨から簡単にはずれる肉と、自家製タヒーニ、ハーブソース、カブの酢漬けを乗せて、口に運ぶ。手を使って、食べるのが美味しい料理だ。

45ドル(約5,080円)

Photograph: Jakob N. Layman

3. ダブル・チーズバーガー|Double cheeseburger

バーガーズ・ネヴァー・セイ・ダイ|Burgers Never Say Die

ステーキハウスで見られる0.5ポンド(約230グラム)のハンバーガーや職人が作った調味料のことは忘れよう。この店は、混ぜ物が入っていない牛肉を潰し、薄く整形したパティを使ったハンバーガーがウリだ。パティの周囲はクリスピーで、とても繊細。食べると文字通り、舌の上で溶ける。小さい頃、夏によく食べた味のようだ。アメリカンチーズが、新鮮な牛ひき肉のすき間からあふれている。その上には、シンプルな昔ながらのイエローマスタード、マヨネーズ、ケチャップ、ピクルス、タマネギが乗っているだけだ。しかしこれで十分だし、人々もこれ以上は求めない。

この店がポップアップストアを出すと、最大4時間待ちになることもある。しかし、そこまで待っても、食べたいと思う人がいるのは、納得だ。喜ばしいことに、2018年9月、シルバーレイクに、毎日営業している常設店がオープンした。純粋なハンバーガーが好きな人たちにとっては、最高に嬉しい出来事だ。

7.25ドル(約820円)

パストラミ・パッキーマオ|Pastrami pad kee mao

ナイト・プラス・マーケット| Night + Market

今のロサンゼルスで出会える、舌が焼けるように辛く、とてもユニークな食べ物。以前は偶然、もしくはインスタに張り付いて食べられる機会を待つしかないメニューだった。しかし、2018年になって、クリス・イェンバムロオンが経営する3軒のタイ料理レストランの定常メニューになった。

通常のパッキーマオには、米麺、魚醤、唐辛子、バジルを使うが、これに、ロサンゼルスを代表するランガーズ・デリの厚切りパストラミを追加すると、たちまち、ほどよい塩加減でスパイシーなスーパースターメニュー「パストラミ・パッキーマオ」が完成する。

18ドル(約2,030円)

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