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タイムアウトポルトが、ポルトガルのポルトへの旅に役立つコツを紹介。

典型的すぎるファドは避ける。

ファドがポルトガル文化の中心にあることは嘘ではない。そして、ファドが歌われているのが街のいたるところで聞こえるというのも嘘ではない。しかし、ファド・ハウスへ行くのは、ポルトでの見逃せない経験の一つだと言うことは、嘘になってしまう。美術館やレストラン、ショップなどが、「最も価値のあるユネスコ文化遺産の体験」などの謳い文句を掲げているファドは、必要以上に料金を払わされることを覚悟したほうがいい。しかも、本物ではないものに料金を払うハメになることもある。ショールを肩に掛けて立つ女性歌手と座ってポルトガルギター弾く人のパフォーマンスは、真のファドとは言えない。もちろん、きちんとファドを見せてくれるヴェニューもいくつかはある。しかし、ファドは、ポルトのアイデンティティにおいて、たいして重要ではない。ロックンロールや魚売りが歌うメロディーとはぜんぜん違うのである。

©Claudia Paiva

土産物はメイド・イン・チャイナ。

蛍光色の「バルセロスの雄鶏」、冷蔵庫の磁石になった「アズレージョ(タイル)」、ポリエステルで作られたコルクバッグ、イワシのキーホルダー、虹色に塗られた聖パドヴァのアントニオ像。これらは、ポルト、そしてポルトガル全土でもよく見かける土産物だ。しかし、これらはポルトのものではない。これらは中国で作られた、悲しくてダサい輸入品だ。チープに作られ意味が欠如した、ポルトガルのどこにでもあるこれらの品は、ただの物体だ。さらに問題がある。聖パドヴァのアントニオは、リスボンの守護聖人だ。これは、覚えておいたほうがよい事ではあるが、不愉快になる人もいるかもしれないので、ポルトの人たちの前では大きい声で言わないほうがいいだろう。ポルトといえば、聖ヨハネだ。彼は、街の紋章にもなっているポルトの真の守護者・ヴァンドームの聖母よりも、人気がある。

Fotografia: Arlindo Camacho

タクシーメーターに要注意。

ポルトでタクシーが必要なら、ベストの選択肢はUberを使うことだ。しかし、Wi-Fiが飛んでいないなどの理由で、アプリが使えない時もあるだろう。その場合は、Uberが登場する前のように、タクシーを呼べばいい。しかし、こちら側が完璧なポルトガル語を話さない限り、ドライバーは、事前に料金を決めたがるだろう。それには、断じて応じてはだめだ。どのタクシーにもメーターは装備されている。その目的は、タクシーを利用した分だけの公正な価格を保証することだ。「メーターを使わないほうが安い」と言われても、ドライバーを信じてはだめだ。タクシーを降りて、ルールに沿って営業をしているほかのドライバーを見つけよう。

偽チケットに気をつける。

地下鉄駅の券売機の前で、チケットを買えずにあたふたしている旅行者に、手持ちのチケットを売りつけてくる人がいる。困っている自分を救ってくれる奇跡が起きたと思うかもしれないが、注意が必要だ。提示された価格は、おそらく通常の5倍や10倍だろう。これは、よくある「偽チケット」の手口だ。チケット自体は本物かもしれないが、いくらもはいっていない、もしくは、有効期限が切れているものだろう。地下鉄のチケットは、必ず販売機もしくは、窓口で買うようにしよう。

チップは置いてもいい。しかし、義務ではない。

マトジニョシュは、ポルトの観光ブームから多くの恩恵を受けているだろう。このエリアには、店の入口に伝統的なグリルがあり、そしてテラス席があるレストランが立ち並んでいる。これらの店では、その日にとれた新鮮な魚を食べることができるのを売りにしている。このエリアのレストランの接客はカジュアルだ。価格は、膨れ上がってはいるが、適正だろう。しかし、伝票に勝手にチップ額を追加して、観光客から少しでも多くの額を巻き上げようとする店もある。ポルトガルでは、チップは「良い接客」への感謝のしるしだ。少しの金額を残すのはいいだろう。しかし、額は常に支払う側が自由に決めればいい。

Fotografia: Arlindo Camacho

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