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タイムアウトデュッセルドルフが、ドイツのライン川河畔の街、デュッセルドルフの楽しみ方を紹介。

1. アルトビールを飲む。

アルトシュタット(旧市街)にある伝統的なビアホール、ツム・ユーリゲ(Zum Uerige)で、デュッセルドルフの地元で作られているアルトビールを試してみよう。デュッセルドルフの伝統的な上面発酵のブラウンエールは、ほかのドイツビールとは違い、6オンス(約170cc)の小さなグラスで提供される。量の少なさに騙されてはいけない。1杯飲み終わると、青いシャツを着たコーベス(ウェーター)が自動的にトレーに乗せたおかわりを置いていく。いとも簡単に一晩でこの滑らかなビールを何杯も飲み干してしまう。終わりにしたい時はグラスの上にコースターを置く。コースターといえば、コーベスが提供した杯数をペンで書きこんだものが伝票になるので捨ててしまわないように。ツム・ユーリゲはビール好きの間で人気の店で、1860年代以来ずっと、敷地内でアルトビールを醸造している。豪快に強いビールを飲みたいなら、ビアホールで秘密という意味の「Sticke」 または 「Stike」という表記を探すとよい。伝統的なアルトビールより麦芽とホップの量が多い。季節限定(通常、秋と四旬節頃)にしか提供されず、レギュラーメニューには載っていないことが多い。

2. ライン川から街を眺める。

ライン川の観光クルーズに乗船して、デュッセルドルフの最高の景色を楽しもう。若干、観光色が強いのは否めないが、水上から街を見るための、これより良い方法はない。特にメディエン・ハーフェンのクールなポストモダン建築は素晴らしい。おまけに、ほとんどのクルーズ料金にアルコールの飲み放題が含まれている。ツアーには街の全景を望む45分間のものから、より時間が長い夕方やディナークルーズまである。また時期によっては、カイザースヴェルト、デュースブルクとケルンまでの日帰りツアーも開催される。2つの主要クルーズ会社は、ヴァイセフロッテ(Weisse Flotte)とカーディー(KD)で、すべての船はアルトシュタットに近いライン川堤防のバーグプラッツ桟橋から出発する。気候が良ければ、最高の眺めが楽しめる2階のデッキ席がおすすめだ。早めに並んで良い席を確保しよう。

3. 名物リキュールをチビチビ嗜む。

趣のあるエット・カブフカ・バー( Et Kabüffke)で、キンキンに冷えたデュッセルドルフ名物のリキュール、キレピッチュを頼んでみよう。このアルコール度の高い食前酒は、イエーガーマイスターと似ているが、ルビー色の液体とハーブとスパイスの味わいが、イエガーよりは、少しだけ魅力的に感じる。キレピッチェが口に合わなくても、こじんまりしていて、ぼんやり明るいシャンデリアのあるこの店は訪れる価値がある。アルトシュタットにある、この長く弓なりのバーで、裕福な人も労働者も若者も年配者もみんな肘を突き合わせて飲んでいる。狭い螺旋階段を上がると、少数のテーブル席がある狭い2階席へと続く。ここは、1階席の人間観察をするには最適な場所だ。常連はバーの外から小さな四角い窓を通して注文し、戸外のテーブルでキレピッチェを立ち飲みで楽しむ。ここで注意がひとつ。たとえキレピッチェがショットグラスで提供されるからと言って、一気に飲むべきではない。地元の人たちを真似て、チビチビ嗜むのがおすすめ。

4. ケーキは夕方に食べる。

イギリスのアフタヌーンティーのように、夕方近くにコーヒーとケーキを食べるのがドイツ流だ。平日16時から17時頃、街中のカフェは、昔からの伝統である一杯のコーヒーと一切れのケーキを優雅に楽しむ人で溢れている。自由な雰囲気のするフランゲルンにあるカフェ・ヒュフトゴールド(Café Hüftgold)は特におすすめの店だ。広々としたモダンな空間で、毎朝焼きたてのケーキを楽しめる。メニューは、約10種類。夏には果物を使ったもの、冬にはスパイスを使用したものがおすすめだ。食事制限のある人には牛乳、小麦粉を使用していないケーキもある。

5. 市場で地元の食材に出会う。

旧市街の南にある広場の大部分を占有しているカールスプラッツ・ マーケット(Carlsplatz Market)には、地元の人も観光客も同じように足を運ぶ。ガラスの張り出し屋根の下で、出店者たちは、地元の野菜、肉とチーズ、焼きたてのパン類、存在すら知らなかったようないくつもの種類のじゃがいもなどを売っている。また、カリーヴルスト、ダールやクレープなどのさまざまな種類の各国料理を食べることもできる。グルメなお土産を探すにも最適な場所だ。インカ・ウント・ミール(Inka & Mehl)の乾燥豆、クロイターヘクセ(Kräuterhexe)のスパイスや、カッフェ・ライヒ(KaffeeReich)のその場でローストしたコーヒー豆などがある。フィッシュハウス・オブスト(Fischhaus Obst)の屋台にできている行列は抜群なフィッシュスープを求めるものなので、並ぶことをおすすめする。

6. 景色にお金を払う。

メディエン・ハーフェンにいくつもある高層階のバーで街の素晴らしい景色を眺めながらお酒を楽しむことができる。最も有名で観光客の間で人気があるのはラインタワーの中にあるバー&ラウンジ、M168だ。ラインタワーは、デュッセルドルフの象徴的な建造物で、針のような形状が特徴の通信塔である。店名は、タワーの高さが168メートルであることから。メニューは豊富で、40種類のカクテルを提供している。アルコールドリンクの平均的な価格は、1杯約12ユーロ(約1600円)。美しい景色を鑑みると、値段は比較的手頃と言えるかもしれない。

7. 豚肉のすべてを食べる。

シュヴァイネ・ジェンズ(Schweine Janes)で食事をする予定なら、お腹を空かして行くように。ここはドイツ生粋のソウルフードの店で、盛りは非常に大きい。雰囲気など気にせず、食事を楽しもう。豚の足のグリル、ローストポーク、ポークレバー、ヴィーナー・シュニッツェル、豚肉の串刺しなどはメニューのほんの一部に過ぎない。一番のおすすめは、パン粉をまぶした豚肉の柔らかい塊をふわふわのロールパンに挟んだシュヴァイネ・ブロートヒェンだ。さらにシュバイネ・ハクセは、絶対に食べてほしい。これはジューシーな豚脚肉を串に刺してローストしたもので、ドイツではお馴染みのじゃがいもとザワークラフトとともに提供される。豚が好みでなければ、牛肉のグヤーシュやローストチキンなどもある。たくさん食べれなければ、カリーヴルストやパンに乗ったブラートヴルストのように値段の安いスナックメニューから選ぶと良い。

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