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タイムアウトハングルクが、ドイツ北部にある大きな港街、ハンブルの楽しみ方を紹介。

歓楽街をぶらぶらする。

怪しげな魅力があり、ハンブルクの「最も罪深い1マイル」と称されるレーパーバーンは、ハングルクにおける有数の見どころだ。ザンクトパウリ地区のこの辺りには活気あるレストラン、ストリップクラブ、クラブやバー、セックスショップや売春宿があり、ハンブルクに2ヶ所あるナイトライフの中心地のひとつ。悪名高いヘルベルト通りでは、売春婦が自由に歩きまわっている。ここは女性禁制のはずだが、うまい変装ですり抜けた人たちがいるようだ。クリスマスになると、ザンクトパウリマーケットは、成人向けストリップショー、ライブ音楽やさらにセクシーなホリデーギフトがあるアダルトテントをフィーチャーした、街で一番淫らなクリスマスマーケットになる。屋外アートギャラリーを含む伝統的なクリスマスの露店も出る。ジェントリフィケーションが進み、レーパーバーンのエロチックな部分はそう長くは続かないかもしれないので、残っているうちに訪れてみてはどうだろう。

港のツアーに参加する。

このボートツアーに自然を求めてはいけない。このツアーでは、ドイツ最大の港がどのように機能しているかを見学できる。毎年9000隻が入港し、300隻近くが停泊する、航洋船のための埠頭が27マイル(約43.5キロ)続いている。ハンブルク港は、活気溢れる海の高速道路のようだ。マリタイム・サークル・ラインのような遊覧船ツアーに参加すれば、コンテナ船の仕事ぶりを近くで見学することができる。または陸の制約から離れて、ラブ・ボートで海上のテクノパーティを体験するのはどうだろう。スピードを求めるなら、ハンブルク港内で唯一許可されているスピードボートのRIBプレイテンがおすすめだ。このツアーの最後にはインフレータブルボートに乗って、波をかすめるような時速60マイル(時速約100km)のトップスピードを体感できる。

ポルトガル地区でガラオンを飲む。

不思議かもしれないが、ハンブルクは、ポルトガル本国を除いて、本物のポルトガルを体験できる数少ない街のひとつだ。1960年代から1970年代以来、ノイシュタット地区のディトマー・ケル・シュトラーセの周辺にポルトガルとスペインの移民が定住している。眺めの良いこの場所に、一晩クラブで遊んだ人たちが、熱いガラオン(エスプレッソと泡立てたミルク)とパステル・デ・ナタ(カスタード・タルト)を求めて立ち寄る。港の近くに位置し、新鮮なシーフードを食べたい人にとっても満足のいく場所だ。地中海料理レストランで、蒸したムラサキイガイを試してみよう。

文化の香りを感じて一息つく。

1839年に建てられた新古典派の建物に入っているリテラトゥアハウス(Literaturhauscafe)は、昔ながらの良さが漂う文化的な施設だ。市の中心から北のウーレンホルスト地区に位置するこの建物は、数年間放置される前、ダンススクールと女子養護施設として機能していた。1985年に匿名の寄贈者の助けがあり、慎重に修復された。今では、パリッとした白のテーブルクロスの上に、シャンデリアが垂れ下がり、壁や天井を飾る精巧なスタッコ装飾で元来の栄光を取り戻したようだ。メニューは季節と地域にフォーカスしており、ドイツ・スイーツのプラムクネーデル、バニラクリームソースに浮かぶプラムとコニャックが詰まったダンプリングがおすすめだ。

シュリンプロールを食べる。

船乗りの街ではシュリンプロールはぴったりの軽食であり、ハンブルクにはなくてはならないものだ。パリパリのパンにのった新鮮な北海エビを求めるなら、ザンクトパウリ・フィッシュマーケットに行くことをおすすめする。毎週日曜日の早朝から、エルベ川岸のエプファプロメナーダで露店の行商が始まる。行商人が呼び込む中、地元の人たちの買い物かごが新鮮な魚で満たされていく。ここでは海産物とともに果物、花、衣類と土産物が手に入る。市場はレーパーバーンのバーやクラブからは目と鼻の先にあり、酒盛りの最後の行先になることも多い。さらに盛り上がりたい人は、1895年に建てられ、最近改修された元シーフードのオークションホールに行くことをおすすめする。ロックやジャズ音楽のバンドを楽しめる。

年代ものを土産にする。

最高のレトロか年代もの土産物を探すには、街で一番のフリーマーケットと言われているフェルトシュトラーセ(Flohschanze flea market)がおすすめだ。毎週土曜日、何百もの業者が商品を広げるこのマーケットは、ヒップなシャンツェンヴァイテル地区の古い食肉処理場の近くに位置する。ミッドセンチュリーの照明器具から真鍮のろうそく立て、中古自転車、衣類、家具や車のバッテリーまで、ほとんど何でもある。地元の小売店からの新品はないが、それでいいのだ。ここは本当の意味でフリーマーケットであり、掘り出し物が見つかる場所だ。トイレはトレーラーの中にあり、利用料は安くて清潔だ。

細部にわたる細やかな配慮に驚愕する。

このサイレンはまさか火事?消防車がやってくる…ミニチュア・ワンダーランド(Miniatur Wunderland)で繰り広げられる悲劇だ。年間130万人の来場者を誇るこのミニチュア展示場には、小さな世界が約125平方メートルの空間で繰り広げられている。アメリカからドイツ、スカンジナビア、オーストリア、そして2016年にオープンしたイタリアまで、16年以上に渡り世界を旅する展示が展開されている。世界最大の模型列車(約15キロ)もある。また、15分おきに世界が昼から夜に移り変わる時には38万5000個のLEDが点灯される。エントランスフロアにある歴史を巡る旅もおすすめだ。オーディオ解説はドイツ語だけだが、展示物内のスクリーンには英語が表記されている。チケットは手頃な価格で、子供、身体障害者、シニアの市民には割引がある。オンライン予約システムで事前予約をすれば、チケット購入の待ち時間を短縮できる。

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