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1. 特別な「父」に会う。

中国の文化において、年長者を敬う精神は重要な柱を築いてきた。首都である北京の周辺には、敬意を表すべき、本当に「年老いた人」が数人いる。そのなかの一人は、元謀原人だ。正確に言うと、敬意を表すべき対象は、中国国家博物館に所蔵されている、その人の歯だ。これらの歯は、元々170万年前のものだとされていたが、最近の研究によって、現在では、60万年前のものではないかと推測されている。少し離れた周口店には、北京原人遺跡もある。

2. 共産党の「父」に会う。

観光で、遺体保存された世界的なリーダーを眺めることは、奇妙なことにも思えるが、死ぬ前にやるべき事があるとすれば、北京では、毛主席紀念堂への訪問は必須だろう。この施設は、天安門広場の中心に位置し、最近改修された霊廟には、早朝から正午まで絶え間なく毛主席を崇拝する来訪者が並んでいる。中国共産党初代主席の遺体は、数メートル向うに、安全ガラスで覆われた状態で見ることができる。ホー・チ・ミン、レーニン、それから金日成と金正日の遺体も、それぞれの国で、遺体保存されている。これを機会に、全員に敬意を表するのもいいかもしれない。

3. 世界遺産の宝庫を制覇する。

ユネスコ世界遺産リストの数え方に関しては様々議論があるものの、北京では、どの都市よりも多い、7ヶ所の世界遺産が登録されている。その7カ所とは、歴史的な文化遺産ばかり。万里の長城はもちろん、世界最大の木造建築群で、来館者が世界一多い博物館でもある紫禁城も、北京にある世界遺産のひとつだ。その他、北京で見られる世界遺産には、明の十三陵、周口店の北京原人遺跡、頤和園、天壇、そして、京杭大運河がある。

4. 国旗掲揚を見る。

新しい1日を中国への愛をもって始めるのはどうだろうか。中国の国旗はあらゆるところで掲げられているが、北京の中心である天安門広場の国旗ほど関心を集めているところはないだろう。毎日、日の出と日の入りに合わせて一寸の乱れもない武装警察隊員が、天安門の象徴と言える毛沢東の写真の下から行進してくる。国旗掲揚台に到着すると、国歌が流れる中、大きな赤い国旗をなびかせ掲げるという整然とした儀式が執り行われる。国旗が竿頭まで揚がるには2分7秒かかり、同時に日の出の時刻を迎え、クライマックスに達する。スマホや自撮り棒の混雑を避けるためには早めに到着して前列で観覧することをおすすめする。

5. 乗り越えた困難を思う。

宣武門天主堂は、412年に渡り、様々な皇帝の時代を乗り越えてきた。何度も災害に見舞われ、地震、火災や反乱により幾度もこの神の家は破壊されたが、それでも、創建から途絶えること無く、今でもローマカトリック教会として活動を続けている。現在のバロック様式の教会は、1904年に建てられたもので、北京において最も古い教会建築としても知られている。

6. 白酒を嗜む。

白酒を嗜むことは、中国では由緒ある伝統とされてきた。しかし、懐疑的ながらも、嫌々飲んできた西洋人から、白酒は長きに渡り、批判を浴びてきた。おそらくその批判は不当だろう。何と言っても、白酒は世界で最も消費されている蒸留酒である。千鳥足の人もいるかもしれないが、年間50億リットルの飲酒に加担している中国の人々の全員が、変なものを飲んでいるとは思えない。最近、新たに、蒸留酒専門のザ・ディスティラリーと同じ場所へ移転したキャピタル・スピリッツ(Capital Spirits)は、自称世界初の白酒専門バーだ。ここ数年、白酒の提供方法を工夫したり、白酒ベースの見事なカクテルを編み出したりして、疑心暗鬼だった人たちもうまく取り込むことに成功しているようだ。

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