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タイムアウトクアラルンプールが、マレーシアで楽しむタミル人の祭り「ポンガル」について知るべきことを紹介。

ポンガルは、タミルの新年行事ではない

ポンガルは、毎年1月14日から数日間続くタミル人の祭り。この時期から6ヶ月続く収穫期の始まりを祝う行事。タミル暦の新年は4月から始まるため、1月の祭りだが、ポンガルは新年を祝う行事ではない。タミル人が多い、インドのタミル・ナードゥ州やスリランカ、シンガポール、そしてマレーシアでも盛大に祝われる。伝統的には、太陽の神に、タミルの食生活に欠かせない米とサトウキビの豊作を感謝し、次の豊作も願う行事。現代の社会では、ポンガルから始まる6ヶ月は、結婚やビジネスにも縁起が良い時期とされている。

ポンガルは料理の名前でもある

もともとはタミル語で「溢れ出る」を意味するポンガルは、祭りの時に作られるお粥に似た料理の名前でもある。ポンガルは、カラフルな装飾の土鍋で牛乳を沸騰させ、米、粗糖、ギー、カシューナッツを加えて作る。牛乳が泡立ち吹きこぼれるのが、豊かさと繁栄を意味し、縁起がいいとされている。寺や各家庭では、祭りの日にポンガルが作られ、まわりの人に振る舞われるのが一般的。寺では、バナナリーフに盛られ、サトウキビの欠片とピックルが添えられる。甘くないポンガルもあるが、マレーシアでは、甘いポンガルが人気だ。

ポンガルは4日間祝われる

前夜

ポンガルの前の晩は、ボーギとして知られている。この日に、人々は、不運を取り除こうと、古い持ち物を燃やすか、廃棄する。この日の家族の食事は残り物で作られる。

1日目

この日は、ポンガルの日。寺院に集まった人々は、祈りを行い、ポンガルを共同で作り、それをみんなに提供する。

2日目

マットゥ・ポンガル、もしくは、キャトル・ポンガルと言われている日。伝統的には、農民達は、労働と牛乳を提供してくれる富の源泉としての牛をきれいに洗い、カラフルに装飾する。今では、牛の代わりに、富をもたらしてくれるものである、車、トラクターに装飾する人もいる。

3日目

カーヌン・ポンガルと言われている日。カヌーンとは「訪問」を意味し、家族が集まることが多い。かつては、結婚を願うために寺を訪れた未婚の女性と出会うために、未婚の男性は寺の外に居るということがあった。しかし、今では、フェイスブックやインスタグラムでパートナーを探す人が多いため、このカーヌン・ポンガルの習慣は見られなくなっている。

ポンガルは誰でも参加できる

人種や宗教に関係なく、ポンガルは誰でも参加できる。マレーシアの寺は、祭りを体験したい人の誰にでも開かれている。米を持ってくる、もしくは、料理を手伝うことで、ポンガルに貢献できる。もちろん、ポンガルを食べることもできる。クアラルンプールでは、 スリ・ナゲシュリー・アマン・アラヤム(Sri Nageswari Amman Alayam)などで、ポンガルを体験できる。

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