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タイムアウトロンドンが、タイムスリップしたように昔のロンドンを感じられるスポットを紹介。

1. エルマンゼ|L Manze(ウォルサムストー・マーケット)

1920年代のパイ・アンド・マッシュの店

ケンタッキーフライドチキンやケバブの店が街に広がる前から、パイ・アンド・マッシュはあった。たくさんのマッシュポテトと、バターたっぷりの生地に包まれたミンチパイが、濃厚なパセリソースと大量の酢に浸った料理だ。エルマンゼ(L Manze)は、1929年の開店以来、変わらないレシピでロンドンの港湾労働者や市場関係者の腹を満たしてきた。美しいタイルが印象的な店内で、荒々しいロンドンッ子のスラングが飛び交う光景は珍しくない。海外スーパー、生地店やディスカウント・ストアなどが集まっているウォルサムストウ・マーケットのなかで、かたくなに我が道を行くイースト・エンドの店だ。

2. ザ・ロンドン・ビンゴ・パレス|The London Bingo Palace(エレファント・アンド・キャッスル)

1960年代のビンゴ・ホール

エレファント・アンド・キャッスルにあるショッピング・センターで、最初に派手な時代にタイムスリップしたことに気付かせてくれるのは、ビンゴ・ホールにあるサイケデリックなカーペットだ。日曜日、きらびやかなシャンデリアの下は、大金を勝ち取ろうと、熱狂的に大声を上げる地元の人たちで溢れる。パレス・ビンゴは不動のローカルな施設だ。禁煙の波が常連を追い出すよう脅かしても、世代交代の危機が迫ってきても、閉店することを拒み続けている。

3. ザ・ブラックフライアー|The Blackfriar(ブラックフライアーズ)

1870年代の修道士にまつわるパブ

ブラックフライアーズ駅の向かいの角に、不摂生を許してくれる中世の寺院のような建物が立っている。この場所は、1875年以来変わっていない。混み合った金曜日の夜には客はパイントグラスを持ち、木の梁のニコチンが染み付いた天井の下で場所を取ろうとひしめき合っている。店内の壁は食事をとり、笑い、楽器を奏でる、クロークをまとった丸顔の修道士の絵が描かれている。これは昔ここに住んでいた修道士に敬意を払うものだ。

4. ウィルトンズ・ミュージック・ホール|Wilton’s Music Hall(ホワイトチャペル)

19世紀、ヴィクトリア朝時代の音楽ホール

ホワイトチャペルの脇道にひっそりとロンドン最古の音楽ホール「ウィルトンズ」が佇んでいる。ペンキが剥がれた、威厳のある古いドアをくぐると、ミス・ハヴィシャムの荒れ果てた館に踏み込んだ気になる。昔の舞踏会、カクテル・パーティーや普遍的な道楽すべてがむき出しの煉瓦の壁からにじみ出てきて、腐った窓枠にも浸透して、色あせた威光を放っているようだ。がらんとした広いホールには、ランプの光をまとった螺旋状の鋳鉄の柱が、彫刻が施された上階のバルコニーを支えている。ここはイベントに打ってつけの空間だろう。(ハブなどを運営している)ウェザースプーンの傘下に入ってもおかしくないぐらいだ。

5. リボリ・ボールルーム|Rivoli Ballroom(ブロックリー)

1950年代のボールルーム

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