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タイムアウトロンドンが2017年にインスタグラムで流行した食べ物やカルチャーを振り返る。

ミレニアルピンクが熱かった

薔薇と鮭のあいだのどこかに位置するような痛々しくトレンディーな色合いが、今年はどこにでもあった。おそらく、あなたもこの色を、食べた、飲んだ、着た、もしくは、家を模様替えのキーカラーにしたのではないか。クロスタウン(Crosstown)のビーツのサワードウ・ドーナッツも、キングスクロスに出来たあのキュートなオフィスビルも、オール・バー・ワンズのベイリーズ ・ブラッシュ・カクテルも全部ミレニアルピンク色だった。最もミレニアルピンクが大々的に使われていたのは、ハックニーのパーム・ボールトだろう。コーヒーに始まり、ケーキ、壁、椅子、トーストに塗るものまで全部がミレニアルピンクだ。

東アジア料理のフードホールが大ブームに

ロンドンおける東アジア料理への熱は、2017年、3つの新しいフードホールがオープンしたことで、激しさを増した。ジャパンセンターは、レスタースクエア近くのパントン・ストリートに移転し、新しくなった。モダンな韓国のデリ、ミー・マーケット(Mee Market )は、ソーホーのアーチャー・ストリートにオープンした。ロンドン北部には、ロンドンで最大となるアジア料理のフードホールであるバン・バン・オリエンタルがオープンし、20店以上のキオスクが美味しい東アジア料理を提供している。このお陰でコリンデールは、ロンドンでも最もホットな場所として注目が集まった。

お酒といえばプロセッコ

プロセッコはここ数年注目されてきたが、2017年は大きなブームが起きた。ロンドンの人々は、プロセッコの真の酒として受け入れ、街では、文字通り泡やコルクがたくさん飛んでいた。夏のあいだ、プロセッコを提供するバンが街を走り、イタリア料理のチェーンであるアスクは、誰も頼んでないのに「プロセッコ・ニョッキ」まで発明してしまった。極めつけは、プロセッコ・スプリングスだろう。オーヴァル・スペースで開かれた3日間のイベントで、参加者はひとり8杯ものプロセッコを楽しむことができた。2018年4月の次回開催が決まっている。ロンドンには、プロセッコ専門のバー「プロセッコ・ハウス」のオープンも控えていて、このトレンドは衰退していく兆しがない。

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ヴィーガンへの熱い視線が集まった

ヴィーガン料理にはかつて見た目の問題があった。ヴィーガンと言えば、煮込んだレンズ豆だった。しかし今年は、肉や乳製品でなくても、ワクワクし、美味しいと思えるものが多く登場した。テンプル・オブ・セイタンには、ヴィーガン・フライド・チキンを求める列が作られ、カムデン・マーケットには、肉を使わないパイ&マッシュを提供するヤング・ヴィーガンズができた。ショーディッチのボックスパークには、ヴィーガン・ケバブ店「ワッ・ザ・ピタ」と、カレー店「クック・デイリー」も入った。そして、そしてブリック・レーンのヴィーガンナイツのようなヒップなマーケット・イベントも開催されるようになった。プレタでさえ、2番目のヴェジタリアン専門の支店をオープンさせた。ロンドンの新しいヴィーガン達には、厳しい人もいるかもしれない。だけど、魔が差して、夜のバスでマックマゲットを食べてしまったとしても、誰も見ていないから大丈夫だ。

クラフトシーンがフェミニスト化

1月、ドナルド・トランプの大統領選挙に反対するため、10万人以上の人がロンドンの女性大会に参加した。そのすぐ後から、この動きは、ロンドンのクラフトシーンを活性化したように見えた。ロンドン・クラフト・クラブは、手芸の初心者を対象に、ビヨンセとマララ(・ユスフザイ)のような影響力のある女性を刺繍で描く方法を学ぶ教室を開催した。フェミニスト雑誌であるバストは、イベント「ロンドン・クラフタクラー」へ100人のデザイナーや作り手を集めた。ザ・ロンドン・ルームは、さらに深入りし、深夜に開催される、自分のアソコを刺繍する教室まで開いている。よりクリエイティブな刺激を得られるように、手鏡まで提供されるという熱の入れようだ。

食べ物が、ユニコーン、虹、マーメイドになった

緑を食べることは一旦忘れよう。2017年のロンドンは、カラフルな食べ物ばかりだった。『プライド・フェスティバル』では、いたるところでレインボー・バーガーやバオ・バンズが販売されていた。万華鏡をみているようなマーメイド・トーストは、6月にスタンフォードのイースト・ヴィレッジ・マーケットに登場した。しかし、それらのすべてがかき消されそうになるような、ユニコーン・ブームが到来し、ドーナツやピザを含むあらゆる食べ物に広がった。いちばん派手だったのは、コヴェントガーデンにあるマックスウェル(Maxwell)の大きなユニコーンのフリークシェイクだろう。ピンクのシェイクに、大量のクリーム、青い綿菓子、シュガークラッシュを引き起こしそうなレインボーカラーのお菓子がトッピングされたものだ。

チーズに夢中

ロンドン人は矛盾しているかもしれない。ビーガン主義に傾いている人がいる一方で、チェダー、ゴーダ、ハルーミなどのチーズに入れ込んでいる人もいるようだ。ピムリコにあるジョージアン・ハウス・ホテルでは、チーズ・アフタヌーンティーを提供している。カムデンには、ザ・チーズ・バーができた。秋の日曜日、イスリントンのチャペル・マーケットで開かれたチーズイベントは盛況だった。あるフードブロガーとトッテムナムにあるワイルディーズ・チーズは、イースター・エッグを作ってしまった。つまり、チースター・エッグだ。おまけに、ハルーミチーズのポップアップまで開かれた。チーズの人気は、誰かが、ちゃんとしたチーズのカクテルを作るまでは続くだろう。

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