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ロンドン市長であるサディク・カーンは、都市計画の指針「ロンドン・プラン」の素案を発表した。500ページ以上もある計画書から5つのポイントをタイムアウトロンドンが紹介。

1. もっと家が増える(お手頃なものも含め)。

市長の新しい計画では、今後10年間、すべての自治体が小さな用地にも住宅を建てていく目標を設定し、郊外を今よりさらに家が集まった場所にする方針が示されている。目標では、新しく建てられる家の50%が、“お手頃”である必要があり、社会住宅プランで活用されることを想定している。また、計画では、通常の不動産市場で販売される住宅や補助金住宅も同じ場所に建設されるべきだと述べられている。始まりとしてはいいのではないか。

2. さらに緑が多い街になる。

新しい住宅建設計画に加え、緑がある一帯を整備し、壁や屋根の緑化を促進し、ロンドンを今よりも緑の多い街にしていく施策もある。計画では、ロンドンを“国立公園都市”にしていくキャンペーンをバックアップし、シェールガスなどを採掘するためのフラッキングへも“NO”を表明した。もし、あなたが、地元のコーナーショップの下に潜んでいるジューシーな石油とガスの採掘を夢見ていたとしても、諦めたほうがいい。

3. トイレが増える。

ロンドンはトイレに関してはあまり便利ではない。しかし、誰もが必要な場所である。ゆえに、計画には、商業的開発における無料の公共トイレについての新しい提案が盛り込まれ、赤ちゃん、妊娠中の女性、障害者、すべての性別のロンドン人が使えるよう考慮されている。

4. 自転車を停める場所が増える。

ロンドン市長は、2050年までにロンドンを「CO2排出ゼロ都市」にしたいと考えてる。今より多くの人が自転車に乗ることがない限り、実現しなそうだ。 新しく建つ建物には、多くの駐輪スペースを確保する必要があり、場合によっては駐車スペースと引き換えにしなければいけないということも起きそうだ。

5. パブや音楽ヴェニューが大事にされる。

ここ15年間、ロンドンは年平均で81ものパブを失っている。2007年から2015年の間に閉店した音楽ヴェニューの数は、全体の4分の1にも及んだ。計画の草案では、“主体の変革”の原則を謳っている。新しいフラットを建てる人は、 入居する住民が既存の音楽ヴェニューに邪魔されないかどうかを確認する必要がある。これは、支持を得ているパブやクラブが、騒音の苦情により閉鎖することを防ぐ役割がある。“主体の変革”を広めてきた、音楽ファンや業界による素晴らしい勝利と言えるだろう。これで、パブで引き続き飲むことができる。

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