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タイムアウトクアラルンプールが、2017年のフードシーンを振り返り、クアラルンプールで今年流行した食べ物を紹介。

かき氷:Kakigōri

削られた氷のデザートは成功した。クアラルンプールの暑さを克服する良い方法がほかにあるだろうか。しかも、この街で日本に関するものが流行るのは約束されているようなものだ。バラのエスプーマ、京抹茶、ジンジャー・シロップ、日本のかぼちゃなどのソースやトッピングで覆われた“氷の山”をスプーンで掘るのは喜びだ。かき氷で人気の店は「カキゴオリ(Kakigōri)」や「マイコオリ(Mykōri)」だ。

ナシレマッ味|Nasi lemak everything

2017年、マレーシアでどれだけナシレマッが愛されたか挙げてみよう。ジェラート、バーガー、ケーキやスムージー、そしてキットカットの限定フレーバーにもなった。ナシレマッ風味のコンドームも発売され、ミスユニバースの衣装にまでなる始末だ。

これらのいくつかは良かった。例えば、マイバーガー・ラボ(MyBurger Lab)のナシレマッ・バーガーは、(シンガポールのマクドナルドが発売した)シンガポール版ナシレマッ・バーガーより勝っていた。少々やりすぎたのは、ケーキやジェラートだろう(コンドームはまだ試していない)。ナシレマッの次のブームは何か。ナシカンダーあたりだろうか。

ポケボウル|Poké bowls

ポケボウルがブームになった理由は簡単だ。健康で脂っぽくなく、フレッシュで、美味しく、ヴォリュームもあるからだ。ポケボウルは、丼に盛られた日本のちらし寿司に、ハワイらしさを加えたような料理で、生野菜、スパイス、マヨネーズ、パイナップルがたくさん入っている。それで、価格はRM20(約550円)以下のものが多い。

ペーパーフィッシュ(Paperfish)、ザ・フィッシュボウル(The Fish Bowl)、フィン(Fin)のような早くからポケボウルを出していた店が、魚のポケボウルの流行を作り、続く他の店が、牛肉や鶏肉のポケボウルも提供し始めた。様々な肉が使われ始めると、ナシチャンプルとポケボウルの間のどこに境界線引くべきかが、曖昧になってくるかもしれない。

ベジタリアン| Vegetarian

多くのクアラルンプール人がフライドチキン、マトンカレー、またはポークヌードルがない人生を想像することができない時代があった。しかし、そんな時代は、過ぎ去ったようだ。 ここ数年の間、街には、グッドネス・グリーンズ(Goodness Greens)、カインド・コーンズ(Kind Kones)、シンプル・ライフ(Simple Life)などベジタリアン・フレンドリーやヴィーガンレストランが登場した。そして、これらのレストランは、日常の食事としてふさわしい(つまり、美味しい)代替品を提供出来ている。

乳製品を使ってないアイスクリームが食べたければ、カインド・コーンズがおすすめだ。20種類のヴィーガンアイスがある。美味しいナシレマッがいつもイカン・ビリス(カタクチイワシ)と一緒に来なければならないという意見を頑なに譲らない人でさえにしっかり立っている純粋主義者でさえ、サラズ(Sala’s)のヴィーガン・バージョンには、本当に満足するだろう。

カクテル| Cocktails

ザ・ロッカー・アンド・ロフト(The Locker and Loft)、オマカセ・アンド・アプリシエイト(Omakase+Appreciate)、PS150、コーレイ(Coley)が数年前にオープンした頃、これらの店がこの街のカクテルシーンの基礎を築いていくと予期できた人はほとんど居なかった。最近では、バーテンダーが完璧なオールドファッションやネグロニを作る方法を知っているだけでは十分ではない、彼らは、チョウマメ、コブミカン、パンダン、ハイビスカスの花などローカル食材を使ってシグネチャーカクテルを作り始めている。

そして今やクアラルンプールには、専門を持ったバーが多くある、例えば、ジンにフォーカスしたパヒット(Pahit)や、ラムを得意とするジャングルバード(JungleBird)がある。ボタック・リカー(Botak Liquor)のような最近登場した店は、“農場からグラス”やボタニカル・カクテルなどのコンセプトを強く押し出す傾向が見られている。
来年も、バーシーンから目が離せない。

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