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タイムアウトロンドンによるイタリア・ナポリの観光ガイド

1. ピザを食べる。

ピザはナポリで発明された。街のいたるところで、薪窯で焼かれた熱々のピザを食べることができる。本当のナポリピザは実にシンプルだ。マルゲリータとして知られるものだが、地元の水牛のモッツァレラチーズを使う。品質はとても大切にされる。真のナポリピッツァ協会が設定したルールによると、ナポリピザの生地は小麦粉、ナポリ産の天然酵母またはビール酵母、塩、水だけで構成されなければならないとされている。おそらく、ナポリのピザ屋でいちばん有名なのは、1800年代から営業しているアンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレだろう。伝統的なマルゲリータと(チーズなしの)マリナラだけを扱うシンプルな店だ。映画「食べて、祈って、恋をして」にも登場した。列が出来ているかもしれないが、6ユーロで食べれる最高のピザをあきらめないで待とう。あなたの胃が長い行列に我慢できない場合は、揚げたピザが人気のピッツェリア・ディ・マッテオを試してみるといいだろう。太陽の形をしたリコッタチーズを詰めたピザを出す店、アティリオもおすすめだ。ピッツェリア・ジーノ・ソルビッロは、並ぶ必要があるかもしれないが、生地だけ食べるだけで、耐えることは美徳だと思えるほど美味しい店だ。

2. 細い通りを歩く。

ナポリでは小さな細道で都市の生活が繰り広げられている。主要な通りを細い道へ入ると、地元の人たちがくつろいでるカフェ、レストラン、ショップなどを見つけることができる。どこの街かどでも、失った愛する人、聖人、そして、もちろんSSCナポリでプレーした伝説のサッカープレイヤー、マラドーナなどを讃える祭壇を見かける。ショッピングや路上の劇を楽しむには、ラ・ピーニャセッカまたはポルタ・ノラーナ市場へ行くといい。

3. 午後10時から夜を始める。

もし、ナポリの若者に人気のナイトカルチャーを体験したいのなら、ベッリーニ広場へ行こう。広場沿いにバーが並んでいて、若く、トレンディーな人たちが店から溢れ、路上で飲んでいるのが見えるだろう。誰もが仲間のような雰囲気でみんなが一緒になって楽しんでいる。この場所では、新しい友達を“作らないこと”はほとんど不可能だ。

4. ポンペイへ向う。

ヴェスヴィオ山はナポリに大きくそびえ立ち、その斜面にある遺跡は必見だ。小学校時代の歴史の授業を現実に体験しているようである。ここは、人類はいつも母なる自然に翻弄されていることを思い出させてくれる。素晴らしくもあり、恐ろしい。ポンペイはよく知られているが、一部の歴史家は、ヘルクラネウムのほうが規模は小さいが、より良く保存されていると主張している。地元のタクシー会社には、街から出発して、一日で、ポンペイとヘルクラネウムを見て回るリーズナブルなセット料金がある。もしくは、電車で行くのも、簡単で安いのでおすすめだ。

5. コーヒーカルチャーを体験する。

ナポリ人は完全に“カフェイン化”してる。この街で、コーヒーはピザに次ぐ名物だろう。コーヒーバーのない通りを見つけるほうが、難しいぐらいだ。とりあえず、エスプレッソをオーダーしよう。伝統的に(しかし、必ずではない)、ズッケラート(加糖)で出てくるので、もし、苦いのがよければ、アマロ(苦い)コーヒーをオーダーしよう。ナポリでいちばんのコーヒーバーは、メキシコという店だ。この店では地元の警察官から、休暇中のヒップスターまでがコーヒーを楽しんでいる。オレンジを基調とした店構えは、実にインスタ映えする。歴史的な店、カフェ・ガンブリヌスも見逃してはいけない。オスカー・ワイルドはこの店の常連だった。コーヒー以外であれば、アペロール・スプリッツをオーダーしてみよう。少し現代的で、ロンドンを思い出させる、自由な雰囲気のするスパッツィオ・ネア(ギャラリー/コーヒーバー)もおすすめだ。

6. 現代アートシーンをじっくり見る。

ドンナレジーナ現代美術館(MADRE)は、路地が入り組んでいるナポリの街の歴史的な中心部に少し不自然に埋め込まれている。オープンしたのは、2005年。19世紀に建てられたドンナレジーナ宮殿の3フロアに渡り、ダニエル・ビュラン、ジェフ・クーンズ、リチャード・セラ、アニッシュ・カプーアなどの作家によるサイトスペシフィックな作品が展示されている。

7. 地元っ子のように食べる。

ナポリの人は、どの時間帯でも、食べ物に重点を置く。観光客向けのトラップにかからないようにし、地元の人々に人気のレストランへ出掛けよう。ミミ・アッラ・フェッローヴィアがおすすめだ。ここでは安くて、最高のモッツァレラを試してみよう。また、地元のワイン、その日の魚メニュー、作りたてのデザートのチェックも忘れずに。そして、誰よりもナポリについて詳しいお店のスタッフと会話をしてみよう。もう一軒、ラ・スタンツァ・デル・グストも素晴らしいレストランだ。

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