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タイムアウトイスラエルが早くも今年の総括を掲載している。イスラエル・テルアビブのフードシーンで見られた注目するべき出来事をチェックしてみよう。

アイスクリームが、さらにフォトジェニックになった

この夏の各アイスクリームショップは、今まで以上に気合が入っていた。インスタグラムを使うと、商品の魅力が一気に広げられることに気付いたからだ。アイスバーグ(Iceberg)とブザ(Buza)は黒いアイスクリームを投入した。

ディゼンゴフ通りのアイスクリーム・パーラー、オッテロ・ジェラート(Ottelo Gelato)は、急に話題になった。2つの“蛇口”から常に流れ続けているチョコレートを使ったアイスが人気。チョコの流れに顔を埋めたくなるが、やめたほうがいいだろう。

そして、夏が終わろうとしているころ、ノーザン・マーケットにある日本食デリ、ヤパニ(Yapani)は抹茶味のアイスクリームを、“鯉焼きのコーン”で出し始めた。

ディゼンゴフ通りにやっと朝が来た

ディゼンゴフ通りは、午後遅くからしか動き出さない通りだった。その時間なると、テルアビブの“のんべえ”達の為にテーブルや椅子が歩道に並べられる光景を何年も見てきた。

だが突然、コーヒーが香るようになり、明るい時間に食事を取れるようになった。セントロ・カフェ(Centro)、キャプテン・カレー(Captain Curry)、スス&サンズ(Susu and Sons)、オテロ・ジェラート(Otello Gelato)、フムス・キキー(Hummus Kiki)など、一日を始められる店がたくさんある。

新しいコーヒーロースター、オリジェム(Origem)も素晴らしい。

フードトラックがなだれ込んできた

起業家たちが何年もかけて、テルアビブ市内でフードトラックが営業できるよう、行政との調整に努力した結果、規制が外れ、多くのフードトラックを街で見かけるようになった。

ノーザン・ポートのマーケットでのイベントから始まり、いくつかの場所で、フード・トラックイベントが開催されている。テルアビブのフードトラック・シーンは、アメリカと比べると、数はまだ多くないが、車ひしめくテルアビブで駐車スペースを探すというのは大変だろう。

カルメル市場の盛況が続いた

カラメル市場は、今年も、食べ物好きや旅行者にとっての注目スポットとして、話題や商品を提供し続けている。

新しい店としては、シェファー通りの角にカクテルとタパスのバーができた。タイ料理屋台ミン(Ming’)、ポップ・アップ・パンダ(Pop-up Panda)も注目株。

M25、ビア・バザー(Beer Bazar)、カフェ・ヨーム・トーブ(Cafe Yom Tov)などのベテラン勢も健在だ。

イスラエルのシェフが海外で大活躍

今年は、今まで以上に、イスラエル全般、特にテルアビブが料理界で注目される地域となり、世界が熱心にイスラエル料理を取り入れるようになった。

ロンドンのパロマー( Palomar)を皮切りに、マシュネユダ・グループは、ロンドンにもうひとつ、パリにもイスラエル料理店をオープンさせた。

エーヤル・シャニが手がけるミズノン(Miznon)は、パリ、ウィーン、最近では、メルボルンにも進出した。

ミール・アドニはニュル(Nur )をニューヨークにオープンし、ニューヨークタイムズの批評家からも好評を得ている。

24時間営業で朝食メニューが人気のレストランチェーン、ベネディクト(Benedict)でさえもベルリンに支店オープンした。

プラントベースがブーム

テルアビブには、前から、メシェック・バルジライ(Meshek Barzilay)やグッドネス(Goodness)のようなヴィーガン・レストランがあった。

これらに追随するように、バナ(Bana)、スーパーフード・ブティック(Superfood Boutique)、アーバン・シャーマン(Urban Shaman)など多くの店が、テルアビブで育てられた野菜に注目したメニューを出すようになった。

テルアビブ名物のフムスやファラフェルと共に、この街が、世界の、少なくともユダヤ人のヴィーガンにとって、料理の巡礼地になっても不思議ではないだろう。

フライドチキンがやめられない楽しみになった

フライドチキンというと、最も賞賛されているのは“カーネル”に思われるが、アメリカへ最初にフライドチキンをもたらしたのは、スコットランドの移民だった。それ以降、フライドチキンは、何十年にもわたって、アメリカ人に愛されている。

驚くべきことに、イスラエルは何十年にもわたってシュニッツェルと共に生きてきたにもかかわらず、(今風の)フライドチキンがテルアビブで頭角を表したのは、今年になってからだ。

美味しいフライドチキンが食べられるのは、スス・アンド・サンズ(Susu and Sons)、アメリカン・コンプレックス(the America complex)、トラック・デラックス(Truck Deluxe)など。

今、いちばんの話題料理は、新たに再オープンしたイブン・ガビーロール通りのヴィトリーナのダーティー・チキン・サンドイッチだ。

フライドチキンを未来のシュニッツェルと呼ぶ人もいる。

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