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ある人は、夏にこそと、慌ただしくなり、このシンプルな麺料理を必ず食べる。そうじゃない人にとってみると、なぜそれが「料理」とみなされるのかを理解できない人もいるかもしれない。コングクス(冷たい濃厚大豆スープの麺)の魅力は、ナチュラルで、豆を感じ、癒される味だ。シンプルな料理だが、麺や薬味の種類、スープの濃さ、そして味付けなどは店ごとに違う。タイムアウトソウルが美味しいコングクスの店を紹介している。

マンナ・ソン・カルグクス

冷麺店が立ち並ぶ中区(チュング)の 五壮洞に、冷麺と同じぐらいに高く評価されてもいい冷たい麺が食べられる。それこそ、コングクスだ。ここでは、ひとりで行っても、驚くほど大量のキムチが提供される。このフレッシュなキムチを一度食べると、その理由がわかる。未発酵で、たっぷりの魚のソースで味付けされたコッチョリ(浅漬けキムチ)は、シャキシャキでちょうど良い酸味を感じ、あまりにも中毒性がある。この店のコングクスは何もトッピングされないで提供されるので、このキムチが重要なのだ。雰囲気、サービス、さらには価格もフレンドリーだ。その名前が示すように、メニューにはカルグクスもある。

カンサノッ

清渓川沿いの清渓4街と5街の間にある、創業57年のレストラン。芳山市場の中で、卸売業者に囲まれているこの店は、初めて行く場合には見つけにくいかもしれない。しかし、その謙虚な外観とは対照的に、この地域で最も愛されている韓国料理の店のひとつだ。営業時間は、午前11時から午後3時の間のみ。ほとんどいつも、年配のお客さんで埋まっていて、オーナー自ら、追加の麺とスープを求めるお客さんに忙しく対応している。この店のコングクスは、特別なものではないかもしれないが、歴史がつくり出す独特な雰囲気とサービスもあってか、人の流れは絶えない。

マッチャラン

マッチャランでは、小麦粉の代わりに蕎麦粉を使って、コングクスを作っている。蕎麦粉は冷たいスープによく合うので、組み合わせはかなりいい。残念なことに、麺が少しかたく、噛むのに心地よく感じないかもしれない。しかし、スープは豆も感じられ、濃さもよく美味しい。大ぶりに切られたトマトが乗っており、これが驚くほど穏やかなスープとマッチする。コングクスひとつで、11,000ウォンと少し高いので、コングクスを十分堪能してくれる人と来るのがいいだろう。他の多くの麺と肉料理もメニューもある。

チンジュチッ

チンジュチッは、市庁舎の近くにある有名なチンジュフェグァンとよく一緒に名前が上がるが、チンジュチッは汝矣島百貨店の地下で、独自の道を行っている。タッカルグクス(温かいチキンヌードルスープ)、ビビンククス(冷たい辛い汁無し麺)、水餃子もあるが、一番人気は、コングクスだ。ここのコングクスのスープは非常に濃厚なスープで、ナッティーで、味も良い。40年以上の技は流石なものだ。汝矣島地区で、栄養豊富かつ肉以外のものを食べたい場合には訪れるべき店。平日のランチと夜は長い行列ができる。週末は列は、一日中だ。覚悟して行こう。

チンジュフェグァン

この店は、1962年に韓国南部の晋州市でオープンし、1965年にソウルへ移転してきた。当時は、コングクスを一杯は90ウォンで出していた。今では1万ウォンだが、夏の暑いときは、冷たい麺を待つお客さんの列に終わりがみえないぐらい人気だ。江原道で栽培された豆が使われ、スープのほか、麺にも加えられている。肉が不足していた時代、一杯のコングクスが栄養価の高い充実した食事だった。困難な時が過ぎたにもかかわらず、この料理に対する韓国人の愛はまったく和らいでいない。グルメとして知られているはサムソングループの会長は、夏の間、この麺を求めて何度もここを訪れていると言われている。

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